一周忌
昨年は桜の時期にどんどん弱っていく風姫を見ていた。
胸に鉛を抱えた気分で、しかし桜はとても綺麗で。
とても美しい地獄で迫ってくる奈落を感じながら不安をやり過ごす日々。
そして昨年の本日、風姫は旅立った。最期に立ち会えなかった後悔は多分一生持ち続ける。きっと来年の桜の時期は思い出して辛いのだろうな。でも1年経ったら、「去年の今頃は風姫は…」って悲しく思い出さなくて良くなるかもしれないと思っていた。
さて、1年経った桜の時期。
昨年には思わなかったことで、世界中が騒然としているよ。
純粋に桜を楽しめない雰囲気の春だったが、私自身は「どうせ今年の桜は切ない気分だったのだから」位に思ったりして。それにしても、なんとまあ、本当に思ってもみないことが起こる物だ。
今も出口が見えない状況にいるけれど。ひとりきりで風姫と向き合って終わりを恐れてた時よりは全然怖くないです。
今は明るい秋の空の下で出会った猫と暮らしている。
風姫と暮らしたように、みかんとの日々を積み重ねています。
風姫との12年、本当に楽しかったよ。
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